道東の湿地や川岸など水辺で見かける植物は色とりどりでどれも特徴が違う。道東エリアは希少な植物の宝庫であり自生環境が広がる場所が沢山ある。釣りの合間に足元の草むらを覗いて植物を観察しダブルで自然体験を満喫しています。
写真のツクシ(土筆)は食べられるのか?などと食欲旺盛な私。自分が知りたい未知の情報をネットで検索したところ「早春の若いツクシは山菜として食用にされ、袴(はかま)を取り除いてアク抜きをしてから天ぷらや佃煮、和え物などで楽しまれる」とありました。釣りで楽しみ、見た植物を調べ、それが食べられるとは面白すぎ
(※29~32は庭先に咲く花として掲載しています)
フクジュソウ「福寿草」

黄色い春の使者、フクジュソウとは縁起の良い名前。外に出てこの花を見れば春が来たと思える瞬間がやってくる。ただし、この花が毒草だとは知らなかった
クロユリ「黒百合」

クロユリは釣鐘状で黒紫色の独特な色合い。アイヌの伝説では恋の悩みなどを表す花としても知られるそう(その年頃はとうに過ぎてしまったが)
ミヤマザクラ(深山桜)

6月上旬、他の桜より開花が遅いミヤマザクラが散り、その花びらが地面を覆う。道東の湿原周辺に自生する野生種のサクラは他の木々の新緑の中にひっそりと白く可憐な花を咲かせる
ナガバツメクサ(長葉爪草)

歩いていると目につく小さな花が気になってしょうがない。その名はナガバツメクサ、細長い部分が茎なのか葉なのか良く分からない変わった形状をしている
コンロンソウ(崑崙草)


岸辺に咲くコンロンソウ。6月のある日、湿原の魚が思うように釣れないので間近に眺めて花に癒しを求める。「魚は何処か、何故釣れないの?」と話しかけても教えてくれるはずは無い
カラマツソウ(落葉松草)

カラマツソウは名前のとおり針葉樹カラマツの葉の付き方に似ている。咲き始めの蕾も素敵
エゾノコリンゴ (蝦夷小林檎)

6月初夏の頃、暖かな湿原で見た木に咲く白い花はエゾノコリンゴ 。秋の小さな赤い実は野鳥の貴重な食料となるそうです。アイヌの伝承ではこの花が多く咲く年はサケが豊漁らしく、是非ともそうあってほしいもの
エゾノクサイチゴ(蝦夷草苺)

エゾノクサイチゴ。昔、友達の間でよく話題になりました。甘くて美味しい野イチゴとして知られていますが、私が食べたのは熟していないのか酸っぱかったな
ニリンソウ(二輪草)

1本の茎から2輪の花が咲くというニリンソウ。若い葉は山菜として食用にされますが、猛毒を持つトリカブトの葉と非常に似ているとのこと、注意が必要です
エゾノタチツボスミレ(蝦夷の立坪菫)


花の内側に濃い紫色の筋模様が入るエゾノタチツボスミレ、淡い紫色の花も見られた。5月初旬の開花。湿原近くの川沿いなど湿り気のある場所を好むという
ヤブマメ(藪豆)

白地に紫色のツートンカラーで細長い筒状の形をした花はヤブマメ。食用として利用されてきた歴史があるとは興味があるところ
オオバナノエンレイソウ(大花延齢草)

オオバナノエンレイソウとは寿命が延びそうな名前。3枚の大きな葉が特徴的。希少な植物で有毒成分を含んでいるそうです。5月下旬から6月上旬は道東の河川が新緑に包まれる美しい季節
カキドオシ(垣通し)

カキドオシはギザギザの葉に淡い紫色の花。写真のようにこのまま上へ伸びていくのか?葉や茎を揉むと爽やかな香りがあり、古くから民間薬として利用されたり健康茶に使われると書かれていました
エゾオオサクラソウ(蝦夷大桜草)

エゾオオサクラソウ、鮮やかな紅紫色の花。道東に多く分布するのは変種らしく写真を見ると解説のとおり茎などに白い毛が生えているのが確認できる
エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)

散り始めのエゾヤマザクラを見上げる。見ているうちに昔の若かった頃を思い出したりして…そう思いふければ酒が飲みたくなるなるような眺め🍻野生のサクラには力がある
エゾスカシユリ(蝦夷透百合)

湿原に咲くのはオレンジ色のエゾスカシユリ。主な花言葉の一つに「親思い」とあった。親を思いやりつつ自分の人生とのバランスを取る姿勢が必要なのだろう…
ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)

咲き誇るのはヒオウギアヤメ、漢字では読めない。厚岸町では自然スポットとして原生花園あやめヶ原が有名。道東はこの花を見る頃に暑い夏を迎える
エゾノレンリソウ(蝦夷連理草)

蝶のような形をした紫ピンク色のエゾノレンリソウ。名前の由来は仲睦まじい夫婦に例えて(2枚の葉がきれいに向かい合っているからだろう)
クサフジ(草藤)

お盆明けに見た怪しい紫色の花はマメ科のクサフジ。葉と花の様子がフジ(藤)に似ています。この写真を見てか、庭のフジも元気に咲くと良いなと思う今日この頃
エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)

青紫色の可憐な花を咲かせるエゾエンゴサクは雪解け後の森林などに群生する。釣りする時は踏まないようにと気を使ってしまうのは私だけだろうか?花びらの周りには若葉や他の下草が生えていて季節の移り変わりを感じられる
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

川べりで見た花はミヤマキンポウゲ。光沢のある鮮やかな黄色。もしかすると厚岸を代表する黄色い花の一つシコタンキンポウゲ (色丹金鳳花)なのかもしれない
ニホンハッカ(日本薄荷)

湿原の川に自生する野生のニホンハッカ。この植物から作られるハッカ油は蚊やアブ、ブヨなどの虫除けとして大変重宝している(少しお高いのですがこれなしでは夏場の釣りは無理👛)
クシロハナシノブ

青紫色のその花はクシロハナシノブ。氷河期からの残存種で絶滅危惧II類に指定され「湿原の貴婦人」とも呼ばれているそう。何か言葉を発しているかの様に見えるその姿は川沿いを涼しげに咲いていた
キバナノアマナ(黄花の甘菜)

斜めにひょこッと黄色いキバナノアマナ。春の訪れや明るい未来を感じさせる「運が向いてくる」という花言葉をもつ。私にもその運を分けてもらえないだろうか
ムラサキケマン(紫華鬘)

春に紫色の花を咲かせるムラサキケマン。「あなたの助けになる」という花言葉があるものの有毒植物なので食べないよう注意
エゾタツナミソウ(蝦夷立浪草)

茎の片側に寄って並んで咲く青紫色の花、エゾタツナミソウ。花の形状は上のムラサキケマンに似ているがこの姿は泡立つ波を連想させる
フッキソウ(富貴草)

5月の初めに自生していた特徴的(ブラシのよう)な白い花はフッキソウ。高さが20~30センチほどらしいので庭園のグランドカバーに良いのではと考えてしまう。繁栄を祝うという意味の名も縁起が良い
トリカブト(鳥兜)

8月を過ぎると良く見かける紫色の花トリカブト。こんな綺麗な花なのに日本最強クラスの猛毒を持つとは恐ろしくあり、ことわざの通りか。アイヌ文化においてはヒグマなどの大型獣を狩るための毒矢として利用されていたとの解説にはなるほど、頷ける
川辺を歩いて見ることの出来る植物はまだまだあるはず
庭先を彩る植物たち
在来種・外来種という区分はあるのかもしれないが目にする花に優劣はなく綺麗なもの。ここからは我が家の庭を賑やかにしてくれる花たちを少しだけ
シバザクラ(芝桜)

カミさん曰く美しいシバザクラには品種改良されて色んな種類があるそうです。北海道では東藻琴の芝桜公園や滝上公園が有名、機会があればその素敵な眺めをこの目で見たい。彼らを庭に植えて少しでも草むしりを減らしたい思いは大
ムスカリ

写真は5月のムスカリ。いつからか生えていたであろうこの花が年々増えているような気がする。私の目を引く青いブドウのようなこの花が気に入っている。我が庭にどんどん広がって定着してほしいもの
ツルマンネングサ(蔓万年草)

こちらは星型で鮮やかな黄色のツルマンネングサと言うらしく昨年見つけた。調べてみると比較的短期間で地面を覆うように広がると書かれていたので、是非ともグランドカバー植物としての増殖を望む(将来の楽しみ)
ワスレナグサ(勿忘草)

可憐な青と紫「こんな花あったっけぇ・・・」在来種であるエゾムラサキ (蝦夷紫)と外来種のワスレナグサがあるとか。専門的な知識がないので区別は出来ないが、後者の花言葉「私を忘れないで」とは深い響き。庭先の花はもとより釣りをしていればまたこの花に出会えるだろう
