正直言ってスピナーはあまり使わない。長い間、釣りをしていると木に引っかかったルアーを回収することもしばしば。購入したものも含め、そんな中で集まったスピナーがここにある。飾り物ではないが、まるで宝石が如く光輝かしい。納得いくまでこれら全てを使い切る時間がほしい。
メップス アグリアTW ♯3
イワナ・ヤマメ・ニジマスと渓魚を引き出す最強アイテム。とっくの前から製造中止されたらしく中古品を探しては購入している。自由な時間が出来たら、このスピナーでオショロコマも釣ってみたい。ガンガン瀬では引き抵抗が強いため、サイズをワンランク下げた♯2にすると仕事が早い。
アブ(ABU) リフレックス 12g 7g
一通り目的地まで着き折り返しを迎えたら、超遠投のダウンからゆっくり引いてくる。水草や倒木などヘビーカバーをかわしてのイトウ・アメマス狙いは興奮度満点。スプーンやプラグを見飽きた魚たちをバイトに持ち込めるはず?ブレードのカラーもシルバー・コパー・ゴールドと、各種あるのもうれしい。釣具屋の店員曰く、「イトウに効きますよ」なんて言葉を信じて使っている。
スミス サージャー 80mm13g
このジグミノーはフォーリングさせながらバイトを誘うイメージで使っている。魚に取ってみればヒラヒラと沈下するこのルアーがとてもなまめかしく見えるのかもしれない。サイズもベイトをイメージした一口サイズで、スローのただ巻にトゥイッチやジャークを加えたリトリーブは冬のアメマスにバカ効きである。後ろ側の塗装が剝がれているのは、釣行記イトウで記述したように、トゲウオを捕食するイトウを釣った時にできた傷跡である。ちなみに私の釣友はこのルアーで河口域のイトウを狙っている。
Abu Garcia HI-LO JOINTED 可変リップ 90mm 20g Type-S
バスフィッシングの流れで開発されたであろうこのルアー、記憶は定かではないが、かなり前にお店で購入したものだと思う。釣りキチ三平のイトウ編ではねずみの形を模したルアーが登場するが、恐らく見た目で「これは釣れる」と感じたのだろう。金属製のリップは角度調整が可能で、表層から低層まで好きなレンジを泳がせることができ、動きも申し分ない。単純にこれで大物を釣り上げたい。
HELIN’S フラットフィッシュ F-7
この変わったアイテム、過去に川釣りをしていた方からいただいた大切なルアーである。通常では手に入らない代物ではあるが、ストックが3つあり、ロストしないよう慎重なキャストを心がけながら使っている。バタバタと水面をもがくような動きでのヒットシーンは迫力満点、ニジマスに良く効きます。基本、表層での仕様ではあるが、私の場合、スナップの少し上のラインにがん玉を付けてサスペンドになるよう使っている。
ヴィブラ-SW 6.5cm 13g
バイブレーション性能を誇るルアー。これも今では売られていない廃盤ルアーの一つ。それでもネットで手に入れることは可能だ。見た目はトゲウオそのものである。金魚のような赤っぽい魚は川にいないのだが、やはりオレンジカラーの効果は絶大でヒット率が高い。ブルブルとした小刻みな動きが特徴的で、私は横方向に巻くのではなく、深い場所を上下に縦方向に使う。いつだったか、ルアーワレットにこのルアーを忍ばせていた先輩が、「イトウが釣りたい」と言うので、真っ先に「このルアーを使うと良い」と話していたら、後日、仕事中の私にすり寄ってきて見せてくれたのは、85cmの見事なイトウの写真。言われたとおりのルアーで魚を引き寄せたのには、びっくり仰天であった。その後も先輩はこのルアーで良い思いをしている。