ミノー

まさにベイトフィッシュ。手にとって眺めたり、川で実際に使っていて楽しく飽きないのがミノー。リップの形状とかサイズ、豊富なカラーリング、トップ・サスペンド・シンキングと色々なタイプのものがあり、パッケージデザインもカッコイイものばかり。釣れないルアーなど私はないと思っている。大抵は見た目や好きな色を選択するのが当然で、そのルアーを使いこなしてこそ釣りの腕も上達していくのだと思っている。アメマスが銜えているのはビーフリーズ78ロングビルS、最強ルアーの一つである。

ワイズミノー 櫻鱒SPECIAL九零FS

寒くなってからはファーストシンキングミノーの独壇場である。深場を探る場面でも大いに活躍してくれる。沈みが早く、トゥイッチやジャークを加えた後のフラッシングとキビキビした動きが、魚にスイッチを入れる。カラーについてはチャートも良いが、水中でハッキリとしたコントラストを生む紫シルバーがオススメ。ただし、イトウに限って言えば彼らは食上げが苦手なようで、動きが早すぎると上手く合わせられないことも度々。そこら辺をイメージしたリトリーブができれば、確実な釣果が期待できると思われる。

ザウルス CD レックス 7cm

このルアーはたまたま川で拾ったもので、カラーリングがとても気に入っている。イトウ・アメマスと言えば真っ先に思い描くのがチャートのルアーであるが、まさにそれを具現化したようなカラーリングである。動きはウォブリングが強いシンキングタイプ、スローでもファーストでもどちらも対応でき、アップクロス・ダウンクロス・ダウンと使い勝手が良いため重宝している。他のルアーでヒットしない時はいつもこいつの出番。川の中を動くさまは、何となく虫をイメージさせる。

CDJ-11

もはや語るまい…..メジャーすぎて説明はいらないだろう。私もこのルアーが好きな一人である。7cm・9cm・11cmどれも使う。最近は7cmのチャート系の色でニジマスを狙っているが、イトウ・アメマスには9cmの黒銀が一番のオススメ。カラーリングで私が求めるものは、川の中でルアーを動かしたとき自分の目にどう映るのか、そこにこだわっている。暗い色と明るい色の組み合わせ、コントラストのはっきりしたものを好んで使う。理想は黒金のジョイントでデカイのを釣りたい。

マグミノー・フローティング 85mm 9g

このルアーも既に廃番であるが、私の中では思い入れの強いパイロット的なルアー。特に写真のオレンジゴールドは濁りの中で威力を発揮し、イトウ・アメマス・レインボーと、どれもが釣れてしまう優れもの。フローティングなのだが、リップ形状からか若干の潜行深度があり、動きはナチュラルタイトウォブリング。忠類川でのシロサケ・カラフトマス釣りではこのルアーばかりを使っていた。中古釣具店で見つけたら真っ先に手が伸びてしまう。

リッジミディアムディープ86ss

結構使っているアングラーもいると思われるミノーの一つである。写真のルアーは下ろし立てのものであったが、今では使いすぎたのか釣りすぎたのか、魚たちにやられ塗装は剝がれボロボロである。それだけ釣れるということであるが、稼がせすぎたので少しは休ませてあげたいと思うこの頃。私のオススメはピンクシルバー・ブルーシルバー・ヤマメカラーである。

チェーリーブラッド MD90S・DEEP

このプラグもお助けマンのような一軍ルアーで、常にケースの中で出番待ちしている。写真のイトウは、氷が落ちて間もない川でかんじきを履いて釣りした時の一枚。深場が連続する場所ではディープ、対岸を含めて探りたい時はシンキングを使う。ただ、シンキングタイプの方がトゥイッチやジャークする回数が多いせいか楽しく、釣った感がある。釣具屋でギラギラしたこのルアーパッケージを見るたびに、昔懐かしい子供の頃に遊んだゲームウォッチを思い出す。

ハーモニカを銜えたようなイトウ 「DDパニッシュ80S」
超スローで川底からようやく出したアメマス 「ハイドジャーク 80mm/13g」