釣りを始めて25年ほどになりますが、実際に足を踏み入れたことの無い魅惑を秘めた川も相当あります。それだけ多くの自然が残されていると思います。
地図を見てはここら辺で魚が釣れるのではないだろうか？などと考えているだけでも楽しくなってしまいます。今回は以前から気になっていた場所を自分の目で確かめたく、目星の付けた場所で釣りをすることにします。
とは言うものの初めて行く川がどんな所なのか、どこまで車で入られるのか、川まではどのくらいの距離かなど不安要素もあったりして、事前の下見も重要だと思い一人車を走らせます。
山道をテクテク歩き足を進めると低地には谷内坊主やヨシが広がり、いかにも湿原らしい風景が目に映ります。方向感覚が無くなるという表現が適しているのでしょうか？、過去に同じような景色を歩き続けることで迷ってしまい、大変な目にあった時のことを思い出します。
この先に思うような川があるのか、熊さんの恐怖も少しありますが、ジャリンジャリンと鈴を鳴らして目的地を目指します。釣りを始めてから熊との遭遇など思い出話は結構ありますが、それは後日の投稿で話したいと思います。
しばらく歩いた末にようやく川にたどり着きました。濁りは無いのですが、湿原河川特有の泥炭地の水質と言うのでしょうか？水の色が黒っぽく見えます。川幅は広くありませんが所々で蛇行を繰り返し、場所によってはかなりの深みもあります。川岸の氷も気にはなりますが何とかなりそうです。下流へ行くほど湿地から流れ出る水が集まり、やがて太い流れになっていくのだと思われます。
雰囲気のある川を見て今すぐにでも釣りを開始したいところでしたが、この日の晩は同級生の仲間たちと焼き肉で乾杯の約束しているので、あまり飲み過ぎないようにとか考えて帰宅することにしました。（しばらくぶりの再開に酒もはかどり、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。結局12時くらいまで飲んでしまいました。😬ご馳走様でした、また飲みましょう！）
翌日は早朝から相棒と一緒に釣り下っていきます。開始してそんなに時間が経たないうちにイトウが釣れました。小型ですがこの魚がとんでもなくデカい魚になると思うと嬉しくなります。写真のルアーはドサンコ13ｇ、お気に入りのルアーです。
途中、イワナが数匹釣れました。とても綺麗な魚で撮影に付き合ってもらい📷パチリ📸、良い写真が撮れました。
魚はいます、読みが当たりました。良い釣りが出来るのではないかとワクワクしながら釣りを続けます。
予想していたように川はどんどん湿原の中心へ向かって流れ、深くなっていきます。あちらこちらで倒木が川面を覆い、いかにも魚が潜んでいそうなポイントを形成しています。
いつも釣りをする川は大体の地形や流れが頭に入っているので、ここは深いとか魚は付かない場所だとかイメージしながら釣りが出来るのですが、今回は全くの未開の地でもあり、上手にルアーを投げ入れ巻くのが難しく苦戦しました。それでもいつ魚が出てきてもおかしくない場所でもあり、かなりスリリングな釣りを楽しむことが出来ました。
なかなか反応が無く、ルアーをあれこれ変えながらキャストを続けていると川底から揺らめく魚影がありました。「多分イトウだろう、針掛かりはしていないのだから釣れるはず」、そう思い相棒にその場を譲りましたが、相棒は私に釣って下さいと返してきます。それでは遠慮無くと「釣れた時の動画があれば良いな」なんて考えていたので撮影を依頼しました。この時はじめはミノーを投げていたのですが、朝から魚たちを釣ってくれたスプーンのドサンコに変えます。何投かキャストしますが反応が無く、見切られたのかなと考えていると、先程出てきた魚が私の足元から下流へ泳いで行ったのが確認出来ました。追うようにキャストし深みをじっくりと引いてくると…アタリがきました。
やり取りは動画↓（8分位）の中にありますのでそちらの方でご視聴願います。🙇♂️https://www.youtube.com/watch?v=V8R7dWp5SD0&t=83s
体高のある見事なイトウが釣れ、丁重にリリースします。この後3度ほどそれらしき（イトウなのかアメマスなのか）大きなアタリがあったのですが、上手く竿に乗らず更に釣り下っていきます。相棒にもアタリがあったらしくかなり興奮していました。
川は下へ下がるほど自分の頭の中で思い描く湿原のような渓相へと変わっていきます。それと同時にまだ釣れるのではないかという期待感も増していきます。
少し開けた場所に出ました。私は紛れもなく人間ですが、釣りをする時はいつも、もしも魚だったら恐らくこういう場所に住み着く（定位する）のだろうなとか思いながら釣りをしています。
そうこうしているうちに思いが通じたのかまたもやヒットしました。岸際の氷にラインが擦れたのを確認もせずに構わずキャストを繰り返してきたので、途中でプツンと切れないか心配でしたが、場所も良く、無事釣り上げることができました。
このイトウをリリースした頃、だいぶ日が沈みかけていました。結構な距離を歩いていますので、無事に車まで辿り着かなければならないと判断し、慌てずに来た道を戻ります。（結局、上り道を一本間違えてうす暗くなり、焦りましたが….😔）
翌週、川が氷で覆われていなければ釣りが出来るでしょう。また来てみます。
再び前回来た川を訪れました。
流石に12月ともなれば寒い日が続きます。川は凍れ岸際の氷も中央へ迫っています。
私に偵察を命じられた相棒は気合が入ったのか、かなり下へ行ってしまったようで見当たりません。
朝の早い時間帯に来たこともあり、釣り出来そうな場所を探してはルアーを投げ入れます。
比較的流れが速い場所は辛うじて開いており、川岸の氷を避けるようにキャストを繰り返しているとアメマスがヒット、バラさないように慎重に引き上げます。写真で確認できますがもう少しで針が外れそうでした。😅イトウも好きな魚ですがアメマスも引けを取らない魅力を感じますね。それも釣りが好きな理由の一つです。
この後もう一本アメマスを釣りましたが、氷がありすぎてこの場所を断念し違う川へ向かうことにしました。この川は次に来る時までのお楽しみとしておきます。
次にやって来た川はそれほど氷が張っておらず、ザク氷もあまり流れていませんでした。普通に釣りが出来る良い流れが連続しています。
しばらくするとまたもやアメマスがヒットしました。陸揚げせず氷の上に乗せてリリースします。
この後はイトウらしき魚を2本目撃し、かなり下流へ下った場所でアメマスをバラしました。その時の様子は動画の最後の方にあるのですが、見えにくかったかなと思いましたので、少し拡大してその部分だけをここに載せてみました。
動画で確認すると結構良い勢いでルアーにアタックしていることがわかります。ルアーの巻取りスピードも少し早過ぎたのかもしれません。実はこの魚の前に、もう一本大き目なヤツをバラしています。😬時間も迫ってきていて最後にもう一本と思っていたのですが、なかなか上手くいきませんでした。そんなのも含めて釣りを楽しいんでいます。
また日を改めて遊びに来たいと思います‼
