釣行記

春が巡ってきたのも束の間、自然が緑一面に覆われる夏、大好きなアメマス達は既に海へ下ってしまったが、川の水温上昇とともに活性化した魚たちは上流域を目指す。それを見習うかのようにネイティブなトラウトを追い求め、私も遡上を開始するのである。

釣りから帰ってきたり、日常の仕事を終えた自分の時間、釣り部屋でタックルやルアーを眺め、あれやこれやと妄想しながら飲むウイスキーが美味い。休みとなれば眠たい目をこすり、ホームリバーへ自然回帰すのである。疲れていても川岸に立てばいつの間にか体は「シャン」としている。暑かろうが寒かろうが虫がいようが、クタクタになるまで川を歩き倒し魚に会いに行く。そんな釣りがメチャクチャ楽しく、自然豊かなこの環境に心から感謝する。